7 Sep. - 20 Oct. 2019

ITAMI CITY MUSEUM OF ART

EN

7 Sep. - 20 Oct. 2019 ITAMI CITY MUSEUM OF ART

25 Apr. - 5 Jul. 2020 MUSEUM OF MODERN CERAMIC ART, GIFU

18 Jul. - 6 Sep. 2020 KURUME CITY ART MUSEUM

「ライオンに化けたロバ」1957年

見た目は大きくて強そうだけれど、心のなかは…

人気の高い作品のひとつ。フィンランドやスウェーデンを巡回した生誕100周年記念展でもメインのビジュアルに起用されて「展覧会の顔」となりました。この作品は、1950年代にブリュックが確立した成形技法の集大成でもあります。

ライオンは権威や父性の象徴であり、またフィンランドのシンボル。大きくて強そうなライオンも、ブリュックの魔法にかかると愛すべきキャラクターに変身してしまいます。豊かなたてがみは美しいブルーのタイルで覆われ(後期のモザイク作品への移行も匂わせますね)、鋭い爪は愛らしい草花によって隠されています。

そんなライオンのお腹には、ロバがひそんでいます。実は、この作品のタイトル「ライオンに化けたロバ」は、ブリュックが有名なイソップ童話に因んで名付けたもの。家族の話によると、「もしかしたらブリュックの夫で、世界的デザイナーのタピオ・ヴィルカラのポートレートかも?」とのこと。本当かどうかはともかく、優しさや寂しさが混在した人間らしい表情に、心が惹きつけられてしまうのです。

Rut Bryk, “A Donkey in Lion’s Clothing”, 1957, TWRB Foundation / EMMA
© KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2396
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.

Share this article